続き。
状況はまた振出しに戻った。
国内のメーカーだとやはり欲しいと思える形のものがなく、
また値段もビックリするものばかりで、
当然の如くリアハガーをつけたという情報もほとんどない。
デイトナを購入する以前、
海外のサイトでCBR600RR専用の情報交換用掲示板があって、
それをちょくちょく覗いていたのだけれど、
それにはトライアンフの675シリーズ版もあることを知る。
→Triumph675.Net
そこを見ていると、
至る所にカーボンパーツをつけたデイトナユーザーの投稿があった。
リアハガーもよくある横まで覆うデカいのではなく、
結構スッキリしたもので、なかなかよさげ。
どこで手にいれたのか気になったが、
「このカーボンパーツは全部CarbonUKで買ったぜ!」
と既に書き込まれていたので、
早速CarbonUKなるネットショップをチェック。
なるほど、デイトナやストリートトリプル、スピードトリプルのカーボンパーツは
ラインナップが結構豊富なようだ。
気になる品質は…中国のように酷くはないだろうけど気になるので調べてみると、
ショップの概要のところにこう書いてあった。
「私たちのカーボンファイバーに対するノウハウは、
イギリス選手権における8年間のレース活動を基板としており、
(中略)
私たちのポリシーは、私たち自身で実際に所有している
モデルのバイクの商品だけを開発することです。
これは、私たちが知識について協議し、
様々な年式のモデル間の相異部分を把握し、
出来る限りミスをなくす、たったひとつの方法なのです」(意訳)
なんという職人魂…
PayPalも使えるし、装着している前例があったので迷わず注文。
→Carbon Fibre Extended Rear Hugger
(ストリートトリプル純正の形状から長さを5センチほど伸ばし、
泥除け性能を上げたタイプ。スイングアーム形状が同じなので、
ストリートトリプルでもデイトナでも問題なく装着できる。)
そして先日9日に届いたのがこれだ。
年越し前に注文したのだが商品到着まで二週間ほどかかった。
送料込みで当時のレートで14,000円くらい。

なんという気合の入った梱包…丁寧な説明書付き。

SkidMarxの形状のものよりもスッキリしている

純正=約82g これ=約175g 香港から買った奴=約268g

長さが全然違う。これみたら純正品は安っぽいし短いしで涙出てくるね。
軽いのはいいんだけどね。
で、いざ取り付けにかかると、またしても問題発生!
(俺ほんと多いなこういうの・・・勘弁して欲しい)
なんか普通に取り付けたのに妙に歪んでる。
説明書にはボルト3つ外してボルトオンのはずなのに・・・
「これはハンドメイドで、その上しなやかですので、
ごく稀にネジ穴の位置に微妙な誤差があることがありますが、
その場合はネジ穴を広げるなりして対応してください。」
いやいや誤差ってレベルじゃねーぞ!
と思ってよく見たら、スイングアーム内側の
リアブレーキホースのクリップを固定しているキャップボルトに
リアハガーのでっぱりが押されて全体が歪んでいるようだ。
説明書によるとそこのボルトは外さなくて良いはずだが・・・
ハガーを取り外してみると、そのでっぱり部分には丸くマークした後があった。
そこでピンとひらめいた。
職人が穴を開けるのを忘れたのだ。
商品のページをよく見てみると、やっぱり穴が開いている。
たぶん普段は穴が開いているんだろうと思う。
送り返すのもなんなので、めんどくせーなーと言いつつ
工作・プラモ用のリューター+どんぐり型ドリルビットで穴を開けることに。
こういうのは一本あると便利だね。
プラモを売っているお店なら多分1500円くらいからのものが置いてあると思う。

右下に向けて出っ張ってる部分が今回の犯人

リューターで穴を開ける。穴開け途中の図。
キャップボルトの頭が通るくらいの大きさの穴を開けて、リベンジ。
ブレーキホースクリップのボルトの頭を穴に通してから、ボルト3箇所を止める。
念のためロックタイトを塗っておいた。
今度は見事に上手くいった。

真横からの図

角度が若干違うのだが、雰囲気だけでも伝われば。
以下全体像



走行してみたところ特に異常なし。
1センチ以上マージン取ってるみたいだし、
タイヤ替えても大丈夫だろう。
ストトリ純正がただのプラで12,000円もするところを、
カーボン製で、しかも泥除け性能高いものが14,000円で買えるのだから、
たとえそれがウェットカーボンでも凄いお買い得だと思う。
(ストトリ純正使ってる人いたらすいません。
いやでも軽いという点では純正には敵わないと思うのですよ。たぶん。)
リアハガー交換は値段の割りに効果絶大だと思うのでオススメです!
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おまけ
