2008年11月18日火曜日

なぜ、バイクを駆るのか?

今日改めて、なぜバイクの免許を取ろうと思ったのかを振り返ってみた。
すぐに思い出せなかったのは、やはり絡んだ要素が多かったからだと思う。



まず、勢いだけだったのか、と言われないためにハッキリと言っておくが、以前からバイクについて少なからずとも興味があったことは確かである。
車をはじめとして、モータースポーツ全般に興味があった。
周りの友人には結構バイク乗りが多かったのもある。
それから、以前にも二輪の免許を取ろうと思ったことはあった。それまで親父に乗せてもらっていた自動車がついに寿命で廃車になったからだ。
でも実際取ろうと思うとそれなりの金額が必要だったのでその時点で挫折した。
学生だったし、お金なかったんだよね。

社会人になって、節約しつつ、奨学金の早期返済の為にお金を貯めていた。
ゴールデンウィークや夏にどこに行くわけでもなく、仕事ばかりしていたし、特に生活で不満に思うこともなかった。
趣味はと言えば近所を自転車でウロチョロすることだったね。

秋になって、どこかに出かけたいという欲求が出てきた。
それと、社会人になってからのマイブームであったホームセンター巡りも、自転車ではかなり限界を感じていた。ホームセンターって基本的に車で行くもんだから、電車が通らないようなところにばっかりあるので電車も使えない。

そんな折に、親父がスーパーカブを買った。カブには以前から興味があったのである。頑丈、低燃費、デザインもミニカブなら原付よりもずっと格好良い。ブベベベ~っとカブに乗って走り去る親父の背中に、なんともいえない羨望の眼差しを向けていたのである。
このころには、初期投資の高さ・維持費の高さなどから自動車は現実的ではなくなっていた。
それからは、バイクに関して圧倒的先輩的立場のM上氏と話したり、自分で調べたりして、普通二輪免許とろうかなぁ、という気持ちが強くなっていった。

ここで、背中を押した極めつけの出来事があった。会社で全体会議があったときに、本社から取締役の方が来ていて、その人と話していた。多趣味なことはいいことだ、という話題の流れで、自分は最近バイクに興味があり、免許を取ろうかと考えている旨を話したら、「それはいいね。是非とるべきだよ。」と言われた。彼曰く、社会人になって何か新しいことを始めたり、何かを学ぶというのは容易ではない。あれやりたい、これやりたい、と思い浮かべる事は多々あっても、実行に移すのはとても難しいことなのだ、と。それは年齢が上がれば上がるほど、なおさら難しくなっていく。だから、若いうちに思ったことを行動に移せるようになっておくべきだ、と言った。

これには心動かされた。純粋になるほど、その通りだと思えた。自分は昔から好奇心旺盛なところがあって、あれやこれやと手を出してきたけど、社会人になってアレもコレもと手を出せるほど自由に時間を作れなくなった。ましてや自分が30やそこらになって、免許を取りに行くような暇と気力があるかと聞かれても胸を張って大丈夫だと言える自信は無い。

そこからは早かった。お金もそれなりに貯まっていたので、迷うこともなかった。資格というのは自己投資だと考えると、10万もの大金(自分にとってはね)も惜しく無かったし、「お金なんてあとからいくらでも稼げる。重要なのは今を大切にすること、今しか出来ないことをやること、惜しむべきは時間なのだ」と思えた。お金は無くなっても、知識や経験は消えないからね(免許は剥奪される可能性はありますがね!)。だからと言って、生活できなくなるなんてのは論外ですが。

実際この頃にはCBR250RRの存在も行動を加速させていたように思うが、それはまた次回。

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