2010年1月10日日曜日

[バイク] リアハガーに四苦八苦 前編


どう考えてもハガー違い


以前行ったトライアンフのサーキットミーティングというのは、
他人が乗っている(自分と同じ)バイクを見る絶好の機会なのだけど、
その時に確信したことがあった。
それは、デイトナ675はリアハガー(リアフェンダー)がかなり貧弱だということ。

当日の午前中がウェット~ハーフウェットの中で走ったのはレポートした通りだけども、
そのせいか、跳ね上げた水でスイングアーム周りがドロドロになっていた。
自分のバイクだけかと思っていたのに、よくよく観察してみると、数ある車種の中で
デイトナ675「だけ」がみんなやたらとドロドロなのだ。

で、他の車種となにが違うのかと考えてみたのだが、
いや、正確には考えるまでもなかったのだが、
「リアハガー(リアフェンダー)が小さい」ということだ。

画像を見てもらえばわかるように、本当に「気持ち程度」の代物がついている。
むしろあってもなくても同じだと思う。



なにこれふざけてるの?


まぁ、基本的に雨の中では走らない人間なので、
そこまで神経質になることもないかとそれまでは思っていたのだけれど、
当日豪雨の中を岡山まで行ったという事実もあったし、
突然の雨だとか、雨だけに限らず跳ね上げた小石が
リアショックに当たって傷付くというのもあるらしいので、
「これはどげんかせんといかん」と思ったのである。

ちなみにウェットのサーキットを走るまでもなく、
到着した時点でポン吉のデイトナはドロドロでした。



で、いろいろ情報を集めてみると、兄弟分のストリートトリプルの
純正品のリアハガーがポン付けできて、
デイトナのものよりも少し大きいので多少マシになるとのこと。

そこでお値段を聞いてみると、12,000円弱!
あんなペラペラのプラスチックに12,000円も出すなんて
納得いかなかったので、さらに情報収集することに。


某Y!オークションで検索してもなーんにも出品されていないので、
海外のオークションで有名なeBayで検索したら、デイトナのパーツが出るわ出るわ。
もちろんありました。デイトナ675のリアハガー。しかもカーボン製。
さらにクリスマスセールでお値段が100ドルを切っている。
送料込みで当時のレートで11,000円くらい。

ちなみに国産や純正のカーボン製を買うと30,000円とかします。

これは買うっきゃないだろと、
eBayに登録しーの、PayPalに登録しーのして、
Buy Now!というボタンをポチったわけです。
これが悲劇の始まりとは誰も知る由もなかった…



五日後。
香港から発送とはいえ結構早い到着に驚きつつ、嬉々として箱を開けてみる。
が、なんというか…まず包装がびっくりするぐらい簡素。
プチプチじゃないんだけど、薄いスチロールシート?みたいなので
グルグル巻いてあるだけ。
そしてリアハガー自体は素人目にみてもわかるくらい歪んでいる。
しかもよく見るとカーボンがヨレている部分があったり、
ネジ穴の部分の仕上げが汚かったりと、嫌な予感がプンプンしていたのだった。

まぁそれはそれ、無事取り付けられるならいいじゃないの、と早速取り付けにかかる。
うん、結果としては予想は悪い意味で大当たり。
どう見てもタイヤと干渉してます。本当にありがとうございました。


一見綺麗に見えるのがチャイナマジック


綺麗だろ?めりこんでるんだぜこれ。

タイヤ「イヤーッ!ハガーさんが私の中に入ってくるぅ!」 ハガー「グェーハッハッハー!」


もう怒りが有頂天だったので外した。速攻で外した。
んでクレームのメッセージを販売者に送ったのだった。

「あんたらのハガーのせいでうちのタイヤがエライこっちゃじゃねーか!
 どうしてくれんだよ!
 あんたらがその気なら『非常に悪い』の評価つけちゃってもいいんだよ?
 ん?どうなのかね?」

なんて強気なメッセージをチキンなポン吉が送れるはずもなく、とても丁寧に
「残念ながら取り付けできずうんぬんかんぬん」
と送ったらこれまた次の日くらいには
「ゴメーンネ」というメッセージとともに全額返金されていた。
eBayだと評価が直に売上に響くので、こういう点はしっかりしている所が多いようだ。

外したリアハガーも丁寧に梱包して送り返した。
送料1200円ちょっと。もっと高いと思ってたので拍子抜け。
買ったときは送料30ドルも取りやがったくせに…ボりすぎだろ…
と思ったのはここだけの話。

まぁ、全部ひっくるめて考えても、被害額1200円と休日半日くらいで
知識と、経験と、eBayの評価1と、話のネタを得られたんだから総合してプラスかな、と。
なんにせよ良かった。


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上では書かなかったけれど、実は中国からの商品という時点である程度覚悟はしていた。
というのも、「中国製カウル買ったけど取り付けできねー!!」というような報告が
他車種でも多く上がっているのを知っていたのだ。

それでも買ったのは、見た目がどう見てもSkidmarxというイギリスで有名な
外装メーカーの商品とそっくりだったので、
どっかのルートから入手して売ってるのかと思って、
返品可能なのを確認して買ったのだ。

結局、劣化コピー品だったわけだけど。
こんなマイナー車種のニッチな商品までコピーするとは恐れ入った。
完璧にコピーできてないところが彼らの詰めの甘いところだけど。
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これじゃ引込みが付かないポン吉は次の手を打ちます。
続く。

2 件のコメント:

  1. 中国製は粗悪な感じですね↓
    せめてネジ穴だけ合わないぐらいにして欲しいですね。

    リアフェンダーは欲しいですが、イマイチかっこいいのが無いなぁと思ってしまうので買うのを躊躇してしまいます。

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  2. ほんとに中国製はね…
    ブランド物なら会社の大元がある程度管理できるのでまだマシなんですけど、ノーブランドみたいなのになると本当に酷いみたいですから。
    チャイナフリーなんて言葉ができるのもわかる気がしますよ。

    リアフェンダー、後編も是非読んでくださいね

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